韓国・ソウル中央地裁は28日、FIFTY FIFTYがATTRAKTを相手に提起した専属契約効力停止仮処分申請を棄却しました。これにより、ATTRAKTとFIFTY FIFTYの専属契約は維持されることになります。
裁判所は棄却理由について「メンバーのアランの手術で活動が中断された後、突然、(FIFTY FIFTY側が)専属契約解除を通告した。FIFTY FIFTYは契約解除理由を十分に疎明できず、提出した資料だけでは信頼関係が破綻に至ったとは見難い」と明らかにしました。
これに対しFIFTY FIFTYの法律代理人である法務法人BARUN(バルン)は、韓国メディアのスターニュースを通じて「メンバーたちと相談して抗告するかどうかを決める」とコメント。また、他のメディアは、過去にメンバーが「事務所に戻りたくない」と発言していたことから、抗告や本案訴訟を通じて争いが継続される可能性もあると報じています。
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一方、ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表は「タンパリング(事前接触)を示す証拠はたくさんある」「今後はTHE GIVERSのアン・ソンイル代表とペク理事に対する刑事告訴の件に集中する予定だ」とコメントしました。
メンバーがATTRAKTと和解し活動を再開するのか、それとも訴訟を続け徹底的に争うのか、今後の動向に注目が集まっています。
これに先立ち6月19日、FIFTY FIFTYはATTRAKTが精算資料の提供義務とメンバーの身体的・精神的健康管理義務などを履行していないと主張し、ATTRAKTを相手に専属契約効力停止を求める仮処分申請を提起。
これに対し裁判所は今月9日に調停期日を設け、これにセナとアランの母親、ATTRAKTの経営陣、双方の代理人が出席しましたが合意には至りませんでした。その後、FIFTY FIFTY側は審問再開申請書を提出し、正式な裁判を希望すると表明。しかし、裁判所はこれを受け入れず棄却の決定を下しました。