[検証コラム] ChatGPTが架空のK-POPボーイズグループを作った結果
ChatGPTとは、2022年11月に公開されたAIチャットボット。テキストで会話が可能な対話型のサービスで、どんな質問にも自然な文章で答えてくれる今話題の高性能AIです。
ということで、早速ChatGPTと一緒に”架空のK-POPグループ”を作っていきます。
※今回は無料版のChatGPT-3.5を使用しました。
まずは挨拶から。
おぉ、chatGPTはやる気のようだ。例まで出してくれた。まずはコンセプトを決めてみる。
架空なので、なんとなく思いついた「芸人並みの面白さ、トーク力」「誰もが認めるビジュアル」「3ヶ国語話せる」「自分たちで作詞作曲できる」「身長190cm以上」をコンセプトにして、グループ名の候補を出してもらった。
違う違う、そうじゃ、そうじゃない。「トリプルランド」「ザ・タワー」「ジャンプスタート」…背が高い芸人のコンビ名を考えて!と頼んだわけではない。
今回はあくまで”K-POPボーイズグループ”なので別の候補を出してもらうことに。
おっと。これは完全にコチラの質問の仕方が悪い。
ファイヤーフライの挨拶は「アニョハセヨ!ファイヤーフライ イムニダ!」になるのか…?カタカナはちょっとイメージしづらい。伝え方を変えてみる。
一気にそれっぽくなった。
というわけで、良いか悪いかは置いといて、伝説的な架空のグループを作りたかったので「Legend Makers」にしてみた。もちろん、異論は認める。
次はメンバー決め。なんとなく3人組にして、韓国人2人、日本人1人でお願いしてみた。
どうやらchatGPTは「3カ国語話せる」というコンセプトを完全に忘れてしまった様子。まぁ人間でもそういうことはある。
あと、ヒョンジュンはすごく優しい性格だと想像できる。なぜなら、ジュンホとケンタはファンのことを「君たち」と呼んでいるのに対し、ヒョンジュンは「ファンの皆さん」だから。アニメや漫画、ゲームが好きなのも良い。
挨拶文のスペック羅列自慢は一旦スルーしておいて、挨拶の最後にキャッチフレーズを入れるのはとても斬新。とりあえずは話題になりそう。とりあえずは。
グループの挨拶は大声(多分)で「Make your legend with us!!!!」。一緒に伝説を作りたくなる挨拶だ。
というわけで最後に事務所名とプロデューサー名、デビュー曲を決める。
よし、完成。デビュー曲『Unleashed Passion (Prod. Max Lee)』。Rising Star Entertainmentからデビューすることはもちろんないが、ニュース風に記事を書くとこんな感じになると思う。
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韓国人のキム・ジュンホ、イ・ヒョンジュン、日本人のサトウ・ケンタの3人で構成される新人ボーイズグループ、Legend Makers(レジェンドメイカーズ)が、デビューしたいようです。
○月○日、存在しているのかも不明な所属事務所Rising Star Entertainmentはどこかを通じて「新グループLegend Makersがデビューに向けて準備中だ。MV撮影も終わりそうで、終わらない段階に入っている。デビュー曲のタイトルはなんとなく『Unleashed Passion』に決定した」と明らかしました。
同グループのプロデューサーを務めるのは、これまで人気グループ○○や〇〇などのアルバム制作に携わりたい気持ちがあったという一般人のMax Lee氏。
彼はグループについて「1時間くらいでコンセプトを考えた自信のある新人グループだ。芸人並みのトーク力を兼ね備え、ビジュアルも整っている。自分たちで作詞作曲ができる点も今後大きな強みになるだろう。190cmという高身長を生かしたパフォーマンスにも期待してほしい」と意気込みだけを語りました。
一方、Legend Makersのデビュー曲『Unleashed Passion』は、いつか発売される予定です。
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