TWICEのナヨンが6億ウォン(6700万円)台の貸与金関連訴訟で勝訴しました。
19日、韓国メディアによると、ナヨンの母親の元恋人であるA氏は昨年1月、ナヨン側に貸した6億ウォン(6700万円)余りを返せと主張し、ナヨンとナヨンの母親を相手に貸与金訴訟を提起。しかし、裁判所は返済する必要はないと判断。A氏が敗訴しました。
判決文によると、A氏は2004年8月から2016年6月までの12年間にわたり、ナヨン側に約5億3590万ウォン(約5400万円)を送金していたといいます。
また、ナヨンとナヨンの母親は、2009年3月から2015年2月までの6年間、A氏名義のクレジットカードで1億1561万2093ウォン(約1200万)を決済していたことが明らかに。2015年はナヨンがTWICEのメンバーとしてデビューした年です。
A氏は裁判で「当時、ナヨンの母の頼みで生活費など必要な資金を貸した」「練習生だったナヨンが歌手としてデビューしたらお金を返済すると約束したが、ナヨン側が約束を破った」と主張。
これについて裁判所は、A氏が約12年間、ナヨン側に5億ウォン以上を送金した事実と、ナヨン側が家賃や融資金、学費、通信費などの名目で金を受け取った事実などは認めましたが、法的償還義務のある貸与金と認定するには証拠が足りないと判断。
裁判所は「金銭取引の回数、期間、金額、経緯などに照らしてみると、A氏とナヨン側がこれを返すという意思の合致があったとはみることができない」「A氏とナヨンの母親が当時恋人関係にあったことを考慮すると、これを貸与金だとは断定できない」「名目が家賃、通信費、貸出金、学費などである点から見て、生活費用途で支給されたとみられる」と明らかに。
続けて「A氏は、ナヨンが歌手としてデビューして金銭を返還されることを”期待”していたという趣旨で主張しており、支給した金額の全てを貸与とみるのは難しい」「証人たちの陳述も該当発言をナヨン側から聞いたのではなく、A氏を通じて聞いたものであり、このような陳述だけで返済の約束が事実だとみるには足りない」と明らかにしました。A氏は1審で敗訴し、その後控訴しませんでした。
これについて所属事務所のJYPエンターテインメントは「すでに判決が確定して終結した件であり、アーティストの芸能活動とは関係ないので、別に申し上げる言葉はない」「ただし今後、憶測による書き込みなどでアーティストを名誉毀損したり侮辱する事案に対しては断固として法的対応をするだろう」と伝えています。
ナヨンが所属するTWICEは現在、世界25都市43公演に及ぶグループ史上最大規模のワールドツアーを開催中。23・24日のタイ・バンコクをはじめ、フィリピン、オーストラリア、日本、インドネシア、メキシコ、ブラジルなどで公演を行う予定です。