FIFTY FIFTYのメンバー キナが、所属事務所ATTRAKTとの専属契約訴訟を取り下げ、ATTRAKTに復帰。ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表がその理由を明かしました。
10月16日、FIFTY FIFTYのキナは法律代理人を通じて、専属契約効力停止仮処分に対する抗告取下書を裁判所に提出しました。
この日、キナと再会したというATTRAKTのチョン・ホンジュン代表は「キナは心身ともに疲れ切っていた。涙を流しながら私に『申し訳ないです、謝罪します』と言った。『遅くはなったけど、勇気を出して戻ってきてくれてありがとう』と伝えた」と話しました。
そして本日(17日)、チョン代表は韓国メディアとのインタビューを通じて「キナは自分が持っていた著作権の持分が6.5%から0.5%に減ったことを全く知らなかった。そのため、アン・ソンイルに不信感が生じ、彼が誠実な人ではないと気づいた」と、キナが事務所に戻ってきた理由を説明しました。
アン代表は、FIFTY FIFTYの大ヒット曲『Cupid』をプロデュースした音楽プロデューサー。彼は3月、『Cupid』を作ったスウェーデンの作曲家3人の著作権持分74.5%を自身に移し、持分を95.5%まで増やしました。この過程で、キナの著作権持分(ラップ部分)は6.5%から0.5%に減り、何の説明も聞いていないキナの不満が大きくなったようです。
ATTRAKTに復帰したキナは一旦、自粛の時間を持つといいます。一方、残る3人のメンバーの法律代理人は「キナだけが新たな法律代理人を選任し、抗告取下書を提出した」「残りのメンバー3人の抗告進行は変わらず、訴訟を続けていく」と明かしています。
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[チョン代表:インタビュー内容]チョン・ホンジュン代表
「昨日(16日)午後5時頃、(キナが)事務所に来た。私も5ヶ月ぶりに会った。何て言えばいいのか‥良い状態ではなく、心身ともに疲れ切っていた」
「キナは暗闇の中で4〜5ヶ月間、苦しんでいた。だから私は手短に彼女に伝えた。『まずは自粛する時間を持ちなさい。それから、あなたは心から謝罪しないといけない。そして、これまで起こったことを省略せずに正直に弁護士に話してください。誰が君たちに嘘を言ったのか、どうやって惑わされたのか。一度時間を作って話し合おう』そう伝えたら『はい、わかりました』と言いました。だから1〜2日後にまた話し合うことにしました」
「とても疲れていました。大変だったんだ。それでキナに『アン・ソンイルの何が間違っていると感じたの?』と聞きました。そしたら『学歴詐称と自己著作権の持分』と答えました。(キナの著作料の取り分が)6.5%から0.5%に減った件があるじゃないですか。彼女は全く知らなかったそうです。そのせいで不信感が生じて、彼が誠実な人ではないとその時から気づき始めました。(FIFTY FIFTYは)チームじゃないですか。チームだから4人全員来ないといけないのに、 そうではない状況になったみたいです。お互い考えが違うから。それで、キナが先に勇気を出して来たんです。それでも辛い決断だったと思います」
「(キナに対して)間違ったことに対しては自粛の時間を、反省の時間を持たなければならない。いつまでになるかは分からないが、誠実にそうしなければならない。そうしてこそ成熟した人間としてあなたは生まれ変われるから。今考えてみれば、私も若い頃は恥ずかしいことをたくさんした。でも、そうやって人間は成熟していく。次からは絶対に暗くて湿ったところに行かないで。そういう場所に居るなと感じたら、それは君が何か間違った状態に置かれているということだ。だからそんなに体と心を暗いところに置かないように」